サッカーのある生活...

育成年代のサッカーに関わる指導者の奮闘記

【指導現場を大切にしたい】

お疲れ様です。

今日の東京もとにかく暑かったですね。昨日よりも陽射しが強く刺さるような暑さでした...しかし、身体が慣れてきているような感覚もありますから不思議なものです。

この暑さの中ですから、プレーの質が落ちてしまうのも無理がないかな?と選手達にも甘くなってしまいます。頭がボーッとしてしまって判断が遅れてしまったり、集中力を欠いてしまうこともありますから、注意深く見ていかなければなりません。

一方で環境を言い訳にせずに、暑くても苦しくても〝頑張って欲しい〟〝プレーの質に拘って欲しい〟〝奪われたら必死に取り返しに行って欲しい〟と逞しさを求めたい気持ちが心の中で同居しているような気持ちでいます。

目の前の子ども達のミスやエラーの根本にあるものが『技術的な問題なのか?』『戦術的な問題なのか?』『精神的な問題なのか?』を見極めなければならないので難しいところです。

総合的に判断して『言わない』という指導もあるかもしれませんし、細かくアプローチすることもあるかもしれません。どう伝えるのか?はマニュアルにはありませんから、各選手とのリアルな関係の中で解決策を見出していく以外にない訳です。

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マニュアルがあれば楽なんですが...選手の育成はマニュアル通りにはいきません。育ってきた環境も違いますし、もちろん性格も違います。その子に応じた対応が求められます。

指導現場に限らず、マニュアルがないのは日常も同じ。人と人との関わりが希薄になり、買い物をしてもキャッシュレスが増えました。店員さんとのやり取りが減り...昔、よく聞いた『はい、300万円ね!』なんていうお決まりの冗談も『えっ、300万円も持ってないです...』なんてやり取りになりそうな時代です。

SNS時代に加えてコロナ禍で急速に進んだオンライン化による影響は、人が人の気持ちを汲み取ることを少しずつ奪っていっているのかもしれませんね。

しかし、そこに面白さがあるのです...