サッカーのある生活...

育成年代のサッカーに関わる指導者の奮闘記

【環境が良いってなんだ?】

おはようございます。

毎週水曜日『Disney+』〝ウォーキングデッド〟が更新されます。少し話が長くなって何を伝えたいのかがボケてきた感がありますが、緊急事態下で人の思考や行動がどう変化していくのか?それぞれのキャラクターの抱える背景などに感情移入しながら観ています。

かなりグロいので子ども達にはオススメ出来ませんし、大人の方であっても目を背ける場面ばかりなので苦手な方は観ない方が良いと思います...

■ 大学時代の話から

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写真は国士舘大学サッカー部時代の日常の練習の一コマです。当時のマネージャーの方に頂きました。今では人工芝のグランドになって環境は良くなりました。ずっと人工芝、恵まれたクラブハウス、シャワー完備の中で育ってきた自分にとっては日常のグラウンドが土ってだけでカルチャーショックでした(笑)

雨の翌日には練習開始の1時間前にグラウンドに入ります。スポンジを使って〝水抜き〟をしてから砂を入れます。そして最後は〝とんぼ〟を使ってグランドをならしていきます...授業から寮に帰って急いでグラウンドへ。

『間に合わない!』とか言いながら、みんなで一生懸命にやったものです。あーでもない、こーでもないって同期の仲間と半分以上文句言いながら(笑)

今では最高に楽しい思い出ですが、今の大学生はそんな思い出を作ることもないのだと考えると何だか可哀想にも思います。それは大学生に限ったことではないかもしれません。

今の世の中、『環境を整える=物資的、物理的な環境の良さ』とだけ捉えられているように感じています。しかし、物質的な豊かさ、環境の良さというのは逆に子ども達にとっては、悪影響になることもあると思うのです。

無いものを創意工夫する力、その時には解らないけど、やっていると解ってくる大切さ...サービスが当たり前になってしまい物事に感謝をすることがなくなりました。必要な苦労を必要なタイミングで経験してこないと大人になってから困ります。

言ったもん勝ちのような世の中になってきたのは、そんな背景からだと感じてしまいます。何でこんなことをやらなければならないんだ...そう思ったら、それは新しい可能性でありチャンスでもあるのかもしれません。

■ 出版書籍

2017年に出版した書籍です。クイズ形式で楽しみながら読んでいただけると思います。

知ってる?サッカー (クイズでスポーツがうまくなる)