サッカーのある生活...

育成年代のサッカーに関わる指導者の奮闘記

【寒くなりました...】

こんにちは。

一気に寒くなりましたね。

11月27日(土)

午前中から移動して、U-14とU-15が公式戦を行いました。どちらも大切な試合ではありますが、やはりジュニアユース年代のメインはU-15になります。

そしてその大切なU-15の試合ですが、何とか勝利することが出来ました。ジュニア年代から関わってきた選手達が試合を決めたように思います。技術的な部分以上に頭の中の整理と今の状況をどう考えるか?考えるべきなのか?という理解が深まってきたように思います。

一方で試合に出場出来なかった選手達もいますから、彼等の想いについても理解しています。しかし、こればかりは現状を受け入れて乗り越えて行かなければなりません。もちろん選手本人だけではなく、関わる全ての人がポジティブに働き掛けていくことが大切だと思います。

U-14の方は、結果こそ付いてきませんが内容は良くなってきています。今日は相手を押し込む時間が長く、良い時間帯もあったので得点が奪えていれば...という内容であったように思います。→たらればを言っていてもダメなのでちゃんと勝たないといけませんね。

しかし、結果だけを見て判断をしてはいけません。これは指導者だけではなく、保護者も同様です。結果だけで判断してしまうと見えなくなってしまうことが沢山あるからです。現状の分析と把握、成長の予測をしっかりと評価していかなければなりません。

そしてそれは〝個人に対する評価〟と〝チームに対する評価〟があります。まずは自分が大切にしている個人に対する評価について項目を整理してみたいと思います。

▪️技術(止める、蹴る、運ぶボールを扱う技術)

▪️戦術(チームとしてどう攻めるか?守るか?)

▪️フィジカル(パワー、スピード、持久力など)

▪️Strong Points(その選手に応じた武器)

▪️パーソナリティ→更に細分化しています。

コミュニケーション能力(論理的思考力)

思考(どのように物事を考えるか)

姿勢(物事に向き合う姿勢)

責任(組織の中で責任を持った行動が出来るか)

献身性(チームの為にプレー出来るか?)

▪️生活

日常生活

学校生活

両親との関係、関わり

食事

睡眠

気分転換

これは全てではありませんが、大まかに分けるとこのような感じになります。

まさに個別性があるので個人を評価して成長させていくには、サッカーをサッカーだけで切り取っても選手としては成長していきません。

特に物事の考え方、姿勢を含む生活の項目については、サッカークラブだけのアプローチでは難しいのでご家庭との協力が必要です。

小学生のうちはボールをこねくり回す子が上手く見えますが、年代が上がるとそれだけでは上手くいかなくなります。

これまでジュニア年代からジュニアユース年代の試合を数多く見てきました。一番気になるのは、自分が上手くいかなかった時に他人のせいにしたり、文句ばかりになってしまう選手を多く見かけることです。

小さなうちは、勢いがある子が目立ってしまうんです...そしてそれを大人が良しとしてしまう。勝っているから、プレーが良いからというだけで評価していると人は育ちません。

サッカー選手を育てる前にまずは〝人物〟を育てること。

結局はこれが一番が大切なのだと思います。