サッカーのある生活...

育成年代のサッカーに関わる指導者の奮闘記

【夢の詰まった〝おもちゃ〟のチラシ】

おはようございます。

子どもの頃、クリスマスが近付いてくると新聞の折込チラシに入っていた〝おもちゃ〟のチラシを見るのが大好きでした。

あれも良いなぁ、これも良いなぁ

実際に遊んでることを想像したりして...夢が一杯のチラシでしたね。今は新聞の配達も減ってきていて広告チラシの在り方が変わってきているのであまり目にすることはなくなりました。

しかし、先日〝トイザらス〟のチラシがポストに届いていたんです。思わず懐かしさを感じてパラパラと見てみました。

中身が...昔の感じと変わらないんですよね。それを一生懸命に見ている子ども達のキラキラ感も変わらない。

今も昔も子どもの感覚って純粋で正直なんだなと。

ただ〝おもちゃ〟の内容は少しずつ変わってきてる。特に〝ブロック〟が気になるのです。最近の〝ブロック〟は出来上がる物が決まっていて、説明書通りに作ると出来上がるんです。

なんか昔のそれとは違う...色んな色と形のブロックが沢山あって『何を作ろうかなぁ?』があんまりない。むしろ考えなくても、パッケージ通りに作れば良くて...出来上がったらおしまい。

◯◯シリーズとかって、色んなのが出てるけどやっぱり作っておしまい。やっぱりブロックには自由度が必要だし、その楽しみ方を大人が示してあげて欲しい。

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これは〝おもちゃのブロック〟だけの話ではなくて...決められたことを守って、その通りに作り上げる。もちろんそれも大切です。そうやって日本の技術力は世界レベルに成長してきたのですから。しかし、今はそれだけではいけないと思うのです。そこに日本の成長の余白があるのではないでしょうか?

サッカーでも『考えろ!』と聞くけど、小さな頃から考える習慣を奪っているのかもしれません。

教育や指導も同じようなところがあって、やっぱり誰かの真似をしたり、みんなが言っているから...に流されていた方が良いとなってしまう。

たまに小学校に行くのだけど、飾ってある絵もそう。決まって太陽の色は〝赤〟です。でも決して〝赤〟だけじゃない。海だって〝青〟だけじゃない。木だって〝緑〟だけじゃない。ただ見栄えの良い絵にするには、色を指定したらそれなりに書けます。しかも同じ構図で...たぶん日本の教育はこんな感じです。

オリジナルを作り上げること、新しいことに臆病になるのもそんな考え方がベースにあるのではないか?と...もちろん周囲を無視して突き進め!という訳ではありませんよ。

見て、聞いて、感じたことをどうやって周囲に伝えて、どうやって巻き込んでいくのか?サッカーを通してそんな子どもを育てたいなぁと思っています。

話が逸れまくっていましたが...〝おもちゃ〟には、本当に色んなことが詰まってると思います。夢も希望もそして現実も。

どうやって遊ぶか?

どうやって使うか?

皆さんはどう考えますか?