サッカーのある生活...

育成年代のサッカーに関わる指導者の奮闘記

【出来ないことは悪いことじゃない】

おはようございます。

昨日は久しぶりに身体を休めることにしました。

自宅でダラダラと過ごしてから、午後は息子のサッカースクールに送迎して...本当にゆっくりとした1日でした。気ままに日常を過ごす日がないと自分自身が整わないですからね。

さて、息子のサッカースクールですが、ようやくグラウンド内に入って見学が出来るようになったので近くで観戦してきました。

まだまだお友達と良好な関係性が出来ない様子の息子。自分自身を積極的に出せない様子が幼い頃の自分を見ているようでした。知らない人の中で自分を出すのってそんなに簡単なことじゃないよなぁと思いながら、一生懸命にボールを追いかける姿がとても可愛かったです。

■ 幼い頃の記憶

そんな様子を見ていたら昔の記憶が蘇ってきました。

小学校低学年の頃、自分は周囲に対して敏感であまり自分を表現出来ない子どもでした。学校のクラスメイトの心無い発言にすぐに心を痛めてしまう...そんな子どもだったように思います。

自分がサッカーを始めた理由は、たまたまテレビで見た『キャプテン翼』に憧れたから。これもたまたま近所で開講していた週1回のサッカー教室に参加したところから始まりました。特に上手くもなく...とにかく走ってばかりでしたが、自分が翼くんになったつもりでボールを追い掛けていた感じです。

3年生になった頃かな?〝子どもの国〟というところで様々なスポーツの専門家に指導してもらえるという企画があって、そこに連れて行ってもらったんです。当然、少し自慢げにサッカーのコーナーに足を運んだのだけど...列に並んで待っていると目に入ったのは、〝リフティング〟の看板。チャレンジする種目は、なんと〝リフティング〟だったのです。

正直言って〝リフティング〟なんか全く出来なかったので、『どーしよ...』と思いながら列に並んでいました。でも直前になって...『やっぱり止めます。』と言って、5回をクリアしなければならないリフティングコーナーから逃げ出したんです(笑)

f:id:kuniootsuki:20211207130920j:image

当時の自分は、『出来ないこと』=『ダメなこと』と思っていたんですね。出来ないから恥ずかしい...だから止めておこう。当時の自分はそんな風に思ったのだと思います。

なんだか周囲に遠慮している息子を見ていると自分と一緒なんだなぁと思いながら、自分自身をちゃんと表現出来るようになるまで見守っておこう...とそんな風に思ったのでした。

技術的な課題ばかり目に付きますが、心の成長をちゃんと見守っておかないといけないなぁと改めて思いました。