サッカーのある生活...

育成年代のサッカーに関わる指導者の奮闘記

【心理学的な思考】

少しだけ違った角度で物事を考えてみると、今まで見えなかったことに行き着いたりするものです。

今日は心理学的な思考で書いてみます。

対人関係において心理効果のことだけを考えれば、〝相手にどのような印象を持って欲しいか?〟というイメージを持っておくと考え方やその後の話がスムーズになったりします。

そんな話です。

皆さんは、『ハロー効果』という心理効果を聞いたことはありますか?

『ハロー効果』とは、ある対象を評価するときに、目立ちやすい特徴に引きずられて他の特徴についての評価が歪められる現象のこと。

例えば...

身なりが整っている人には、仕事が出来る!など好印象を持ちやすいとか、字がキレイな人はしっかりしているだろうとか、ホームページに著名人のコメントが出ているから、この会社は良い会社だ...などもハロー効果の一つです。

これらは、イメージや印象がポジティブな方に動いているのでポジティブ・ハローといいます。

一方でイメージや印象がネガティブな方向に動いていくことをネガティブ・ハローといいます。ホーン効果ともいいます。

身なりが整っていない人に対しては、あの人は仕事が出来ない人だと感じたり、人相が悪いだけで、この人は性格が悪いと感じたりすることです。

これは日常生活の中にかなりあることなんですよね...もちろんサッカーの現場でもよくあります。

上手に使えば自分自身を高めることも出来ますが、悪い方向に行けばとことん悪い方向に進んでいきます。

ですから、この『ハロー効果』という認知バイアスがかかってしまうことがあるよ。ということを頭に入れて生活をすることが大事なのです。

リーダーや教師、指導者の立場にいる人は、このような認知バイアスを取り除く必要があります。フラットに物事を捉えていくことが重要です。